「渚。大丈夫よ。絶対に守るから。もう全部忘れましょう。あなたには笑っていて欲しいのよ。」 抱きしめるお母さんの腕は、あの人とは違い、優しかった。 いつの間にか私はお母さんの腕の中で寝ていた。 胸が痛かった。 苦しかった。 私は大好きな両親にまで迷惑を、心配をかけていたんだと。 申し訳なくて、たまらなかった。 起きたのは夕方の6時だった。 (朝からだから、だいぶ寝たんだな) 昨日は疲れたせいか、ぐっすり寝てしまっていた。