この涙が枯れるまで


頑張ってる証拠なのかな。

「なるほどね。だけど、怪我には気をつけてね。」

「おう。ありがとな」

春は救急箱をいじっているので、こちらには目を向けず、ただニッコリと笑った。


「ほら、とりあえず氷嚢作ってきたから、のれで冷やしとけ。」

私の腕になにやら冷たい感触があった。


見慣れない、氷が入っている袋が私の腕の中にある。

スポーツ選手だから、こういうの持ってるのか。

すごいな。

「ありがとう」

そしてその袋を腕に当てて20分くらい経った。

その間はずっと話をしていた。