怒るを通り越して呆れている春は、大きくため息をついた。 このため息で、何年分の幸せが逃げただろう。 そのくらい大きなため息だった。 「今度からは俺を呼ぶこと。いいな?」 春は私を軽く睨みつけて言った。 「だってそれじゃ春に迷惑じゃ」「いいな?」 私の言葉を遮り、今度はすごく怖い目付きで睨んできた。 こんなにキレてる春は久々だ。 最後に怒られたのは小学生の頃春が大事にしてたゲームを壊した時くらい。 めったに怒らない春がこんなに怒ってるんだ。 それは怖い。