この涙が枯れるまで


「はぁ!?おっまえ馬鹿か!あそこは通るなって何回も言ってるだろ!」

近所迷惑なんてお構い無しに春は私に罵声を浴びせた。

やっぱりこうなった。


今頃音葉は寝てるから、聞かれてないと思うけど。


後で報告されるんだろうな。


心配かけてごめんなさい。


「でも、だって暗かったし、明るい所通った方がいいかなって思っただけ。」

「うるせぇ!!!!」

私の反抗なんとも虚しく終わり、春の声に遮られてしまった。

こんなに怒られるとは思ってもみなかったよ。


「だったら電話すればいいだろーが…。なんのためのケータイだよ…」