この涙が枯れるまで


「何をしていたんだ。」

春は聞こえないように言ったのだろうが、私にははっきりと聞こえた。

小さな声で、「あいつと2人で」と言っていたこと。


ヤキモチ?


自意識過剰は、いけないですよね。


どうやら春は、私が雷さんと2人で何かしていたから帰りが遅くなったんだと勘違いしているようだ。


でも、勘違いなんてされたくない。


間違いは訂正しないと気が済まない。


「春、なにか勘違いしてる。」
「は?」

春はすぐに威圧のある声を出した。

やっぱり、怒ってるじゃん。

怒ってる理由は私だからなんとも言えないけど。