この涙が枯れるまで


お父さんは私を思い切り抱きしめた。

「渚!会えて嬉しいよ!パパ心配したじゃないか!元気してたか?ほらこれ、お土産買ってきたんだ!渚に喜んで欲しくてな、いっぱい買ってきてしまったよ!」


見るとキャリーケースいっぱいに詰まってるお菓子やら服やらアクセサリーやら置物やら…

一体いくらしたんだこれ。

そう、私のお父さんはいわゆる親バカと言うやつだ。いつまで経っても子離れできないダメな親。


「お母さん…たすけて…」

私のそんな言葉は母に届くはずもなく、お母さんは嬉しそうにお父さんが買ってきたであろう紅茶をいれていた。