この涙が枯れるまで


1度口論を中止し、2人の目線は私に向かう。


「あら、おかえりなさい。渚。」

穏やかな口調でにこやかに言うお母さん。


そして問題なのは…

「遅かったじゃないか、渚。」

「ごめんなさい、お父さん」

こういう時は素直に謝るのが大切。


だって今回は私が悪いから。

時計を見ると、10時近くになっていた。

カフェを出てきたのが9時過ぎだから、結構外でわちゃわちゃしてたんだと、今気づいた。

そしてお父さんの手が私に伸びてきた。


ぶたれると、咄嗟に思ったが、私よ予想を遥か斜め上を行くお父さんだ。