この涙が枯れるまで


私が言うと、雷さんは照れたように笑った。


夜だからだろうか、雷さんが大人に見える。


「そうかな?ずっと見てたから、似てきたのかな」

そう言った。ずっと見てた。仲良いんだな。


2人が付き合ったら、絶対お似合いだ。

応援できるかもしれない。

そして小説のネタになるかもしれない。


「あ、春の家ってここら辺だよね?じゃあもう着いた?」

さっきから案内しないでも1人で進んでいくと思ってたら、春の家知ってたんだ。


「うん。春の家の隣。ここだよ、本当にありがとう、雷さん。」