この涙が枯れるまで


だってずっとお姫様抱っこは辛いよ。

私も、そして周りの目も。

「手、見せて?おいで」

そう言って私の方を向き、手を少し開く雷さん。


少し首をかしげて笑う姿は、とてもいつもおちゃらけている雷さんには見えない。


私は雷さんの元へ2.3歩近ずいた。

すると雷さんは、私の手首を掴み、優しく、優しく撫でた。

さっきの男とは違い、とても優しく撫でてくれた。


そして、雷さんの手は、ひんやりと冷たかった。

(体温低いのかな?すごく冷たい。)