「ていうか、本当に大丈夫だった?女の子に向かって酷いことするよね。女の子は宝なのに!痛かったでしょ?この手首。アザになってるよ。怖かったね。もう大丈夫だよ。」 優しい声。 心が洗われていく。 あの時の汚れを落としてくれる。 雷さんって、こんなにかっこよかったっけ。 いや、惚れはしないけど。 「大丈夫。だからもう歩けるよ。ありがとう」 「でもまだ痛いでしょ?」 「大丈夫。」 「ならいいけど…」と良い、私を渋々下ろす雷さんは少し寂しそうでもあった。