私を抱えるのは1人。抜け出そうと思えばなんとか抜け出せるが、体が言うことを聞かない。 「王子様は遅れて登場するって言うけど、遅すぎたみたいだね。」 そこに居たのは、私の見覚えのある顔だった。 「お前誰なんだよ!邪魔すんな!」 もう1人の男が叫び、殴ろうと走って行く。 「誰かって?その子の友達ですが、なにか?」 一撃で気絶させてしまい、残るは後1人となった。 その男は私を離し、地面に置いた。 もう体の自由は戻ってきてるし、呼吸も楽になってきたから、軽い受け身位は取れた。