この涙が枯れるまで


そう言い私を引っ張って歩いていく。


踏ん張ってはいるけれど、男の力に勝てる訳もなく、私は引きずられるしかなかった。


「本当に嫌です。辞めてください。」


私は必死に男の足を蹴るが、こんな細い足だ。ビクともしない。

「あ〜ったく、めんどくせぇな。」


そう言うと男は私のみぞおちを思い切り殴った。

今まで感じたことの無い痛み。

鈍く、呼吸困難に陥る。

ヒューヒューと、呼吸が乱れているのがわかる。

(息できない、苦しい。痛い。クラクラする…)