この涙が枯れるまで


通り過ぎる人達を見てれば分かることだ。


周りの男たちも怯む気配がない。

くすくすと、私を見て笑っているだけだ。

「君、さっきから思ってたけど、叫べないでしょ?叫べるんだったらもっと前に叫んでるもんね?しかも叫んだところで誰も助けてくれないよ?残念だったね。」


叫ぼうと思えば叫べるし。


でも一年以上叫んでないから、大きい声が出るのかも分からない。

「叫ぼうと思えば叫べます。」

「はいはい。とりあえずホテル行こっか。」