この涙が枯れるまで


「君、細いね。俺細い子タイプだよ…」


耳元でそう囁き、舌を這わせる。

一気に鳥肌が全身に回る。

舌の生暖かさ。

柔らかい感触。

全てが気持ち悪い。

この人達は人の話が聞けないのか。

私の手を離す様子もなく、男はベラベラと友人達と話している。


「この子どーするー?」
「ホテル連れ込んじゃう?笑」
「やっべー4Pとかちょー興奮する!!」

気持ちの悪い会話。

早く逃げてしまいたい。

「困ります。離してください。叫びますよ。」


叫んだって意味が無いことくらいわかっている。