この涙が枯れるまで




書き始めてから1時間ほど経った頃だろうか。





母親が帰ってきた。



母親の名前は美智子(みちこ)



覚えなくていい。





トントンと、私の部屋をノックする音がして、私はいつも通り、「どうぞ」と、返事をした。





「ただいま。おかゆとご飯、どっちがいい?」


「おかゆ」


「りょーかいっ。今日はお肉もあるのよー。楽しみにしててね。うふふ。」




お母さんは優しい。学校に行かなくなってからも、変わらずに接してくれる。



30分もしないうちにご飯がきた。



私に合わせて少量にしてくれている。




少しだけ食べてから、お風呂に入り、寝る。





いつもと同じ。





いつもと同じじゃないのは、久しぶりに会える春と会うのが、少し楽しみなくらいかな。





3ヶ月ぶりかな。




背伸びたかな。髪伸びたかな。


かっこよくなったかな。




まずい、こんなこと考えてたら、まるで私が春の事好きみたいじゃないか。