この涙が枯れるまで


いっそ1時間くらいこのままにしてやろうか。

「おまえらなぁ、」
「いーんじゃない?」

掃除をしていた岡が俺の言葉を遮り、返事をした。


いきなり何を言い出すんだこいつも。


でも、客も増えてきたし、俺らだけじゃ足りないと、確かに思っていたかもしれない。


「お前が言うなら…」


逃げ出さないようにしなきゃな。


「ありがとうございます!!!」

バッと、勢い良く頭を上げた2人の顔は、今まで見たことないくらい笑顔で、キラキラしてて、充実した顔してた。