もう、いいんだ。 どうでもいい。 「そういえば渚!今日面白いことがあってね!」 いつも音葉は、学校であったことを話してくれる。 あれが嬉しかった。 これが悲しかった。 まるで私に感情を移してくれるようだった。 私も、最初の頃よりは、感情というものが、少しは戻った。 音葉の明るい性格のおかげだ。 音葉は、みんなに人気がある。 天真爛漫な笑顔は、疲れを取ってくれる。 私とは違う。 (だめだ。自己嫌悪に陥ったら。)