それから2人であちこち歩き回った。 途中しんどくて何度か休んだけど、 龍樹くんは嫌な顔1つせず私のペースに合わせてくれた。 あんなにママと離れるのが怖くて、 独りぼっちだって泣いていたのに、 今じゃもう少しの間 ママが見つからなければいいのになんて思っていた。 それほどまでに龍樹くんの側に居たかった。