薄桃色の綺麗な背景。

そこに君はいた。


春色に染まった木々。
独特な甘い香り。

優しく風が吹くと、薄桃色の雨が降る。


『…?』

こちらに気づいて、僕に優しく微笑んだ。


“好きだ。”


そう感じた。

これを一目惚れというのかもしれない。

僕も微笑み返したつもりだけど、
実際はどんな顔してたんだろう。

きっと、、
後ろの背景より赤くなっていただろう。