この時の私は屋上は誰が使っていたなんて気にもとめなかった






キキィー





海「んぁ?誰かいる…女?」







スゥースゥーと寝息を立てているのは昨日姫になった瑠那だった






つうか、濡れてる?ほっぺたも赤い…どうしたんだ?







なんでかこの女は大丈夫みたいだ、不思議だなぁ






俺はそいつを守るように隣で寝息を立て始めた…










「んぅ、よく寝たぁ」







何故か肩に重みがあり視線を向けてみると海斗がいた







…え?大丈夫なのだろうかこんなに女とくっついて







「海斗さん?かーいーとーさーん?」







するとゆっくり目を開けて状況を把握していた







海「…うぁ、ごめん」






ごめんという海斗は少し震えていた






「どうしているんですか?」