先生とあたしの恋の行方

あたしは、その白い紙を取り出した。

開いてみると、それはお手紙だった。

【美乃、お誕生日おめでとう。17歳のプレゼントには、このドレスを渡します。いい一年になりますように】

「ママっ……」

どうしてっ……

もうっ……

わけ分からないよっ……

「美乃……」

「これはまだ、ここで置いてもらえますか?」

「あっ、はい、承知しました」

「美乃、ほら、涙を拭いて」

そう優しく言い、あたしの頬を伝う涙を拭ってくれた。