先生とあたしの恋の行方

「……その商品、見せていただけますか?」

先生が店員さんにそう聞いた。

「はい。今、お持ちいたします」

そう言って、お店の奥に入っていった。

しばらく経って、箱を持った店員さんが出てきた。

「こちらでございます」

そう言って、箱の蓋を開けた。

中に入っていたのは、ピンク色のドレスだった。

「……っ!ドレス……」

「ん?美乃、これ……」

先生が指指したのは、白い紙だった。

「奥様から、一緒に入れるよう、頼まれましたので」