先生とあたしの恋の行方

この雨はまるで、あたしの心を表しているかのように、強く降り続ける。

気づけばあたしは、ゴミ捨て場の隣の、小さな穴のそばに立っていた。

ーードサッ

あたしは、ゴミの隣に座り込んだ。

そう、あたしは“ゴミ”。

ゴミなんだ。

いらない子なんだ。

もうこのまま、消え去りたい。

あたしは今、光を、輝きを失った。

ただ一つの、頼りない光を。

「美乃?」

「……っ」

顔を上げるとそこには、傘を差した先生が立っていた。