先生とあたしの恋の行方

久しぶりに来た学校。

授業中であろう、学校中が静寂に包まれている。

「大丈夫か?」

「うん……先生は?怖くないの?」

ここで、刺されたんだもん。

「怖くないって言えたらカッコいいんだけどなぁ」

「えっ」

「怖くないって言えば、嘘になる」

先生……

「だけどな、俺は後悔はしてないよ」

「えっ……?」

「大切な人を護れたから」