先生とあたしの恋の行方

《美乃STORY》

しばらく保健室にいてから、教室に戻ろうとしていた。

「戻っていいの?」

「うん」

「待ちな」

いきなり声が後ろから聞こえた。

振り向くと、包丁を持った人が立っていた。

「「……っ!」」

「なんであんたが、先生と付き合うのよ。あんたなんか死んでしまえ」

あたしの体は、全く動かなかった。

だから、この人がこっちに来ても、逃げれなかった。

するとーー