先生とあたしの恋の行方

包丁が刺さっているところに、熱が集まるのを感じた。

意識が朦朧とする中、俺は、美乃に話しかけた。

「はあっ……はあっ……美乃っ……怪我ないかっ……?」

「せっ……んせっ……」

そう美乃が言った瞬間、俺は力を失い、その場に倒れ込んだ。

「先生?先生!いや!先生!先ーー」

美乃の声を聞きながら、俺は意識を手放した。

《友樹STORY END》