「ぅ……」

「……!美乃?」

声のした方を見ると、先生が心配そうな顔をして、あたしを見ていた。

「先……生……」

どうしてここに……

「大丈夫か?」

「はい……それより……」

「今、入学式の最中だ。だから大丈夫」

そっか……

「ストレスになってること、あるの?」

「……っ!」

ーーギュッ

あたしは、お布団を強く握った。