ママとパパは、お家に帰り、あたしと先生の二人きりになった。

「ママとパパ、あたしのこと、ちゃんと見ていてくれたんだね」

「そうだな」

先生は、あたしの肩を抱いた。

「美乃、今日はもう寝るか」

「え……」

寂しい……

「……じゃあ、一緒に寝るか」

「……!うん!」

その日、初めて先生のお部屋に入った。

「おやすみ」

「おやすみなさい」