なんで……?

「美乃っ……ごめんなさいっ……美乃っ……」

「ママっ……」

「美乃……ごめんな」

「パパっ……」

ママとパパは、あたしを抱きしめた。

「高橋さん、まずはお座りください。それから、美乃さんに全てお話ください」

「……はい……」

「美乃、俺もいるからな……」

先生が優しく微笑んで言った。

だからあたしも、微笑み返し、頷いた。

テーブルを挟んで、前をママとパパが、こちら側を、あたしと先生が座った。