先生とあたしの恋の行方

その瞬間、あたしは思わず泣きそうになった。

やっぱり先生に、嫌われたんだ……

先生がいたから頑張れたのに……

先生がいないと……

あたしじゃなくなるよ……

その日の授業は、全く聞く気になれなかった。

ただただボーッとして、早く終わらないかと思っていた。

そして、ようやっと授業が終わった。

あたしは一目散にお家に帰った。

なにをするわけでもなく、ただただ先生が帰ってくるのを待っていた。