先生とあたしの恋の行方

《友樹STORY》

「先生!可愛いよぉ!」

美乃がインコを観て、可愛い可愛いと叫んでいた。

その姿がとても可愛かった。

“美乃に触れたい”

その気持ちが溢れてきた。

美乃が笑うとすごく可愛くて、真顔でも可愛くて。

ただでさえ美人だし。

始業式の時、挨拶をしていた時、暗い子が目に入った。

それが、美乃だった。

少し顔を上げた美乃。

前髪が流れて、見えた顔に、一瞬にして惚れた。