先生とあたしの恋の行方

「美乃?」

「はあっ……うっ、うっ……ママっ……パパっ……」

「美乃……」

やっぱりママとパパが大好きなんだよっ……

世界一、大好きなんだよっ……

「美乃……」

ーーギュッ

「……っ!」

先生はあたしを、お姫様抱っこした。

「顔、隠してろ。思う存分泣け。俺が、車まで連れてくから」

あたしにしか聞こえない声の大きさで、そう呟いた。

「うっ、うっ……」