森の中だから、 木の根っこがたくさん出ていた。 私は危ないなと思いながらも、 レンから近い木の影に隠れた。 今日を楽しみにしすぎて 少し寝不足だったのか、 私は少しウトウトしていた。 レンが数え終わったのが微かに聞こえると 足音がこっちに向かって近づいてくるのが 分かった。