それから、1週間くらい経ってから

龍にすべてを思い出したと伝えた。

それで、次の日がお互い休みだったので

カレンの家に線香をあげに行くことにした。

次の日。

「お前、ようやく思い出したんだな…。
はぁー、良かった…」

「ごめんな、龍。
色々と。」

「カレンちゃんが死んじゃってから、
お前、別人みたいに変わっちゃって。
どう、関わろうか悩んだんだぞ!」

「ほんとーにごめんな」

「まぁ。いいんだけどな(笑)」

龍には、色々と迷惑をかけたみたいだが

こんな友達をもって、ほんとーに良かった…。

たわいのない会話をしているうちに

カレンの家に着いた。

あれから、何年も会ってないカレンの親…

俺を見てどう思うのだろうか…

そんな、少しの不安を持って

チャイムを鳴らした。

ドアを開け、出てきたのは

少しやつれたが、昔と変わらない姿をした

カレンの母親だった。

「どちら様…。
あら…隼くん…。
久しぶりね!男前になったわね~!」