俺の前に置かれた一通の手紙。

それは、5年前の15歳の俺が書いた

切ないひとつの物語だった。

消していた、思い出の中身が

ひとつずつ蘇る。

君と出会ったあの日のこと
君と笑ったあの日のこと
君と泣いたあの日のこと
君がいなくなったあの日のこと……。