一途な2人 ~強がり彼氏と強情彼女~

「じゃあ、紗良。
また明日。家で。」

アパートの部屋の前で、社長が静かに言う。

「あの、私、お迎えは必要ありません。
電車で行きます!!」

「え?」

「それが’私’なんです。
知りたいんでしょう?今の私のことを。」

強く言う私に、社長が苦笑いを見せる。

「分かった。後で住所を送るよ。
気を付けて。」

「はい。」

私が部屋に入るのを見届けてから、社長は去って言った。

社長と再会してから、まだたった2日しか経ってないことが信じられない。
この2日間での出来事と
私の心の変化は
変わり映えのない生活をしていた私には刺激が強すぎる。
でも、それも悪くはないかな。