一途な2人 ~強がり彼氏と強情彼女~

もやもやと渦巻く私の心の中でも、ひとつだけはっ
きりしたことは
私は間違いなく、社長のことが’気になっている’こと。

でもそれが、今の社長のことなのか
11年前の、高校生の頃の彬くんのことなのかはわからない。

ていうか、あの自身たっぷりで強引なイケメン社長に迫られてときめかない女なんているの!?
私だけではないはず。

一夜だけの遊びで良いから、って女が周りにたくさんいるに違いない。

こういう、自分自身ではどうにもできないことに思い悩むの、
本当に嫌い。

今の昔も、
彼と私の身分違いにもんもんとしていたはずなのに、
思考が暴走して、彼の周りを囲んでいるであろう着飾った美女たちに嫉妬している。
彼の女性関係なんて、私には関係ないのに。

はぁあー、と盛大なため息をつく私に、
石田さんは何も言わないでいてくれた。