一途な2人 ~強がり彼氏と強情彼女~

その後、石田さんは彬くんを無理やりシャワールームへ放り込んだ。

その光景を呆然と眺めていた私も、やっと状況を理解した。

「あの、社長はもしかして・・・・。」

「えぇ、
ものすーごーく、朝が弱い。」

「はぁ・・・。」

「今日はまだいい方よ。紗良さんの名前を出したら起きてくれたから。」

「毎朝、起こしに来てるんですか?」

「えぇ。というか、私のなんてこのためにいるようなものよ。」

そんなに・・・。

前に泊まった時、私が起きた時には社長はリビングのソファーにいた話をすると
そこで寝てなかった?とまさに的確な答えが返って来た。

「大変ですね・・・毎朝こんな・・・。」

「あら、でも
明日からは、紗良さんがやってくださるのでしょう?」

にっこりと微笑む石田さんに、返す言葉がない。

きっと石田さんは、彬くんのことだけじゃなくて、
私のことも分かってくれている。