一途な2人 ~強がり彼氏と強情彼女~

一度、私の背中に手を入れた彬くんに抱き起される。

あ、そうか。

私の今の服装は、いつも通りにTシャツとジーパン。
家を出た時は、こんなことになるなんて夢にも思っていなかったけれど
色気も無いし、脱ぎにくいよね。

なんて気にしていたら、裾に手をかけられ
Tシャツとキャミソールを一瞬で脱がされていた。

彬くんには全く気にならないようだ。

ブラジャーの上から、優しくなぞられる。

彬くんの激しい息遣いと、その手の優しさがあまりにもアンバランスで
思わず笑ってしまった。

「さぁーちゃん?
僕なにか変な事した?」

困ったような顔と、その言葉遣い。
さっきまで見せていた社長の顔はどこへやら。
完全に、私が知っている彬くんに戻ったみたいだ。

「ううん。
また彬くんに会えて、嬉しい。」

ふわっと、微笑んでくれた。