一途な2人 ~強がり彼氏と強情彼女~

電車を降りる石川さんを追いかけて私も降りる。
人がまだらなので、ここで石川さんが振り返ったらすぐに見つかってしまうだろうけれど、
幸運なことに見つからずに済んでいる。

駅を出て、さらに歩く。
途中、花屋さんにの前で足を止めている。

店員さんとは顔見知りのようで、話が弾んでいるようだ。
電柱の陰に隠れて様子を伺う。
これではまるで、安い探偵小説みたいだ。

花を携えた石川さんはさらに歩き始める。
胸元に抱えている花が、後ろからもちらりと見える。

菊と・・・りんどう?
この組み合わせって・・・。