それから着々と準備は進み と言うより、先生が準備をしてくれ… 1週間ほどで退院の準備が整ってしまった 「あの…今更なのですが…本当にいいんですか……」 「俺の方が強引に決めたようなものなんだから。初花ちゃんこそ本当に大丈夫?」 「私は、もちろん…」 「よかった」 当たり前だけど、家族以外と暮らすなんて初めてで、さすがに緊張している 「じゃあ、行こっか。忘れ物はない?」 「はい、元から手ぶらなようなものなので」 それもそっか と笑う先生 私 今日からこの人と暮らすんだ……