特に何事もなく一日を過ごしていると、夕方頃にはるくんが病室にやってきた 「はるくん、また先生に怒られちゃうよ?」 そう言ってもはるくんは「大丈夫!」とピースサインをする 「だーめ、はるくん病室戻ってくださーい」 「……じゃあ、お姉ちゃんが僕のとこに来てよ!」 「え?私が?」 「うん!」 いいよ と私が言わなくてもはるくんの頭の中は既に私と病室で何するか考え始めてるみたい 「少しだけね」と笑ってみせると、キャッキャと嬉しそうに手を繋いできた