先生が病室を出てから、しばらくぼーっとしているとまたドアが開いた 「お姉ちゃん!」 元気いっぱいの声で私を呼んだのは点滴をひいたはるくん 「あーそーぼっ!」 満面の笑みで言うものだから断れず首を縦に振ってしまった 「いいよ」 「やった!」 そう言うと、はるくんはなぜか私の手を握ってひっぱってきた 「え?どこ行くの?」 「プレイルームだよ!」 プレイルーム…? よくわからずに、私も点滴をおしながらはるくんについていった