呼び出しがあった時すぐ駆けつけられるように、病院から徒歩15分、車で5分のとこにあるマンションを借りてる 呼び出し以外は健康のために徒歩にしてる いつも通り誰もいない薄暗い部屋に入る 「さむ……」 暖房のスイッチを押して、スーツから部屋着に着替える 指先がかじかんで力が入らない 家に帰れば特に何もすることも無く、ただ明日の仕事に備えて眠るだけ 退屈と言われれば退屈だけど、まぁ、そんなもんだろと割り切っている