「という事で、華美の事を俺様が大切に育ててやっから感謝しろよ。」
「だから誰も頼んでねぇーし!!」
誰がお前に大切にされたいんだよ!!
「飯も食わしてやるし、ここも好きに使っていいから。酒やタバコも奢ってやるよ。」
おー!!それはいいな!!
タダで飲んだり食べたり出来んだろ?!
「ん。なら一緒に居てやってもいい。」
「俺、長谷川拓也!16だ。」
「私14。」
年上かよ。
つまんねーの。
「小学生かと思った笑」
「誰が小学生だよ。さすがに小学生でタバコ吸わねぇーよ。」
「中学生でも吸わねぇーよ笑」
うるせー笑
年下だったら殴ってた。
「連絡先登録したいから電話貸せ。」
「ん。」
スマホを差し出す。
拓也はスマホをいじりながら聞いてきた。
「お前の親って不良だった?」
「なんでそんなこと聞く?」
親のことなんて知らない。
てか気になったことがない。
「いや、華美ってキラキラネームだろ?笑検索しても出てこないし、いかにも親が不良でしたって名前だからさ。」
「親が付けたんじゃない。私が考えた。」
「はぁ?」