高校二年の春、教室は新しくなった。

橋本愛鷹と書いてアシタカと読む、昔の映画の影響で親に付けられた
新しくなった理由はよくあるクラス替えだ
別にこれといって変わったことはない唯一変わったことは友達が居なくなった。
居ないといってもただ、クラスに居ないだけだ、友達を作るのが苦手とかでもなく親しい友達はいないだけ。


初日は新しく友達もできた。 野口裕也と小沢一馬。
2人はサッカー部のエースとキーパーで野口はエースで10番ときたら定番でモテる。
顔も学園でトップクラスだ。
小沢はU-15に選ばれたことがある将来の日本代表で帰宅部の俺には釣り合わないが何故か話しは合う。

2人は部活で新入生歓迎会があるようだ。 俺はひとり帰ろうかとクラスを出たら声を掛けられた。
「面倒なのに捕まった」
心の声が出そうになった。
生徒会長の橋本 雪
俺の姉は生徒会長とか面倒なことをしてる。
『帰るの?』
「そうだけど」
『今日はハンバーグで!』
「はいはい」

うちは両親が海外で兄弟2人で暮らしているから料理は基本俺がつくる

いつも通りの生活がまた、始まる