ピピピッ ピピピッ ピピピッ ピッ



規則正しい音を鳴らせる目覚まし時計により強制的に眠りから覚めた。

随分昔のことを思い出していたようだ。

「願い事をしながらしゃぼん玉を飛ばす…か……」


1週間に1日しかない休日は大半を寝て過ごしていたが、間違えてセットしてしまった目覚まし時計のせいで既に目は覚めてしまっている。


仕方なく重い体をベッドから起こすとコーヒーを飲むべくお湯を沸かした。