あぁ、また間違われたのか。 昔からよく間違えられるから大して気にしないものの"噂の"とは何のことだろう。 「退院したら私、優ちゃんに告白しようと思うんだ!」 「あらー、いいわね。青春って感じ!」 香織と看護師さんの話を聞いて察した。 俺たち双子と幼馴染の榊優太。 香織は小さい頃から優太のことが好きだった。 もちろん俺は心から応援していた。 「ねえ爽太。優ちゃんはお見舞いに来てくれないの?」