リングには少しではあったが赤黒い血が付いていた。 「なに…こ…れ………」 体がカタカタと震え出すのと同時に頭に強い衝撃が走る。 『香織、海に行くぞ。17:00に迎えに行くから支度しておけ』 『わかった!待ってるね!!』 そうだ、私優ちゃんと昨日…海に行く約束してた。 オレンジ色の夕陽を横目に私は優ちゃんの運転するバイクの後ろに座っていた。 海までの距離はそこまで遠くない。 冷たい海水を足に浴びながら浜辺を優ちゃんと2人で歩く。