「やっ………ん…!」
春馬くんの唇と手が胸に触れるだけで、声が出てしまう。
「ナツ…」
「んっ…は、る……っ…!」
声にならない声。
春馬くんの手が、だんだん下へと降りてくる。
そして…
「………ンッ…!!」
その部分に触れられた途端、身体がのけぞるくらいの電気が走った。
「…………ナツ、本当に襲うよ?」
初めての私を気にかけてくれる優しいオオカミさん。
「手、繋いでて…?」
そう呟くと、春馬くんがニコッと微笑んで手をぎゅっと繋いでくれた。
そして…
「…あっっ………!」
春馬くんの熱が、一気に入ってきた。

